【体験談】チキンな私が歯周病の治療を終わらせてきた




歯周病と分かるまで

両奥歯が痛む。

冷たいものがキーンとしみる。

硬いものを噛むと鈍い痛みがする。

食べたり飲んだりしていなくても歯が痛い。

歯医者が怖すぎてしばらく我慢していたのだが、歯だけは気合では治せない。

観念した私は以前通っていた歯科医院の予約を取った。

これだけ痛いのだから虫歯は進んでしまっているだろう、と半泣きで行った診察初日。レントゲン写真を見たドクターは「歯に異常はありません。」と言う。

あの恐ろしい虫歯治療をしなくてすむとほっとしていたところ、私の歯の痛みは歯周病によるものだということが分かった。

お会計を待っている間、待合室に貼ってあるポスターに目をやると、

「成人の8割は歯周病」と書いてある。

そんなに身近な病気ならまあいいいかと変な安心をしながらも、歯の痛みは我慢できるものではなかったから、しばらくはきちんと通院しなくてはと腹をくくった。

歯周病ってどんな病気?

歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌に感染し、歯の周りに炎症が起こる病気です。

引用元:第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局

歯周病治療の流れ

1.口の中のレントゲンを撮る・飲み薬をもらう(2週間後)2.歯石を取る(1週間後)3.左側の歯茎を切る外科処置をする(1週間後)4.右側の歯茎を切る外科処置をする(1週間後)5.治療した歯茎周辺に薬を塗る

一か月半ほどで治療は終わった。

1か月後にまた様子を見るとのことなので、予約を入れて帰ってきた。

治療1回目:口の中のレントゲンを撮る

治療1回目

 口の中のレントゲンを撮る

 口の中のばい菌を減らす薬を処方される(アジスロマイシン)

まずドクターに症状を話し、その後、口の中のレントゲンを撮る。

出来上がったレントゲンを見ながら、歯には異常がなく、痛みがある両奥歯の部分が歯周病であることを教えてもらった。

そして、不安や緊張が続くと、歯や歯茎の痛みが強く出ることもあると教えてもらう。ドクターは「今だとコロナとかね。」とおっしゃったが、私は心の中で「別居の疲れだな。」と思った。心理的なことで歯が痛むなんて驚きだった。

最後に、口の中のばい菌を抑える抗生物質(アジスロマイシン)を処方される

抗生物質の効き目がなくなる頃にまた来てくださいと言われたので、2週間後に予約を取り、歯科医院を後にした。

抗生物質を服用して、若干ではあるが奥歯の痛みが減った気がした。
自分がどんな病気なのかがハッキリしたという安心感があり、落ち着いて生活ができるようになる。

 治療の痛みレベル:10段階中0

治療2回目:歯石を取る

治療2回目

 歯石を取る

この日は歯科衛生士さんに歯石を取ってもらった

実は初めての歯石取り。

痛くないか聞いてみたかったが、こんなことでビビっていると思われるのが恥ずかしく、聞くことができない。

しばらくすると、例のドリル音がしてくる。
手に持っていたハンカチを握りしめながら必死に口を開けていたが、意外なことに歯に衝撃を感じるぐらいで痛みはなかった。

ただ、問題の両奥歯に近づくと痛みがあった。
しかし、どうにもならない程の痛みではなく、チキンな筆者でも我慢できる程度ではあった。所要時間は5分程度だと思う。

歯石を取った後、ドクターから薬を飲んでどうだったかと聞かれる。

まだ痛みがありますと答えると、「もっと深く歯のクリーニングをしましょう、次回は歯茎をめくってきれいにしますからね。」と言われ恐怖でいっぱいになる。

 治療の痛みレベル:10段階中1

治療3回目:歯茎を切る外科処置をする

治療3回目

 歯茎を切る外科処置(左側)

恐怖の歯茎めくりの日。
逃げたかったが治さないわけにもいかないので、トボトボと歯科医院に入る。

リクライニングの椅子に座りエプロンをつけてもらうとドクターがやって来た。すぐに椅子を倒され、「まず麻酔しますからね」と麻酔の準備が始まる。

ここで思わず「痛いですか?」と聞くとドクターは、「麻酔をするので痛くないと思いますよ。」と言う。

歯を削ることを考えたら、麻酔の注射のなんて楽勝だ。

注射を打たれてすぐ、歯茎がぶわっと腫れ上がるような感覚があり、麻酔が効いてきたことが分かる。しばらくの放置後、いよいよ歯茎めくりのはじまりだ。

何をされるか分からない恐怖。
歯茎をめくって掃除する、歯茎を切る、という情報から、とんでもないことが行われるという想像はつく。

まず、ドクターは細い器具のようなものを使って、痛みのある歯をゴリゴリと削る。寝ている頭がヘッドレストに沈み込むほどの力でガリガリされたので、歯ってこんなに強い力が加わっても割れないんだな、と妙な感心する。

ガリガリが終わると、歯と歯茎の間に脱脂綿が詰められた。
目をつぶっていたので何が始まるかは分からなかったが、おそらく歯茎を切る工程に入ったのだろう。ものすごく緊張したが、痛みはない。まったくない。

その後少しの間ドリルが使われたが、痛みもなくすぐに終わった。
歯茎の所に薬が入っているので、うがいや飲食は30分後にするよう指示される。

歯茎を切ったのだから、口をゆすぐときは真っ赤だろうなと思っていたけれど全然なし。肉を切ったら血が出るだろうに、どうして赤くないんだろう。すごい技術があるんだな、とまたもや感心しながら診察室を後にした。

受付をしてから歯科医院を出るまでおよそ15分。
麻酔後の外科処置は5分程度。薬の処方はなかった。

次週は反対側の歯茎めくりだ。

 治療の痛みレベル:10段階中2 (麻酔時の痛み)

治療4回目:歯茎を切る外科処置をする(2度目)

治療4回目

 歯茎を切る外科処置(右側)

先週の歯茎めくりの際、ほとんど苦痛を感じなかったことから、4回目の治療は平常心で向かう。

この頃になると、歯科医院のコロナウイルス対策もより厳しくなっていた。

治療の流れは3回目と同様。
右側の方が麻酔の注射の痛みを強く感じた。

今回の治療も5分程度。
こんなに痛くないのなら両方いっぺんにやってもらってもいいのにと思ったが、10分間も口を開けっ放しにするの辛いかもしれない。

来院する手間はあるが、一回当たりの治療時間が短いのは、心理的にもラクだと思った。

 治療の痛みレベル:10段階中2 (麻酔時の痛み)

治療5回目:経過観察

治療5回目

 ドクターからその後どうかと聞かれる

 歯に薬を塗る

奥歯両方の処置が終わり、私の歯の痛みはずいぶん楽になっていた。

それまで、痛みがある時は奥歯の部分を避けて噛んだりしていたから、生活面でもかなりストレスがあった。

痛みは減ったが、冷たいものがしみるという症状はまだ続いていた。

このことをドクターに伝えると、「冷たいものがしみる」という痛みはやっかいで取り切ることは難しいと言う。

しみる痛みがひどい場合は抜歯することもあるそうだが、抜歯しても痛みが続くケースがあると言う。歯を失って痛みも取れないんじゃあんまりだ。

そのような理由から、抜歯はおすすめできないと言っていた。

歯が痛いと感じるのは、体調、心の状態も関わっていて、歯だけの治療では治らないこともある。そして、歯周病の痛みは、虫歯と違って治療したからすぐに痛くなくなるというわけではなく、徐々に痛みが消えていくものなんだそうだ。

確かに疲れている時や風邪を引いた時は、痛みを感じることが多かった。
こうなってしまったからには仕方がない。
この痛みをなんとなくかわしながら生きていくしかないのだ。

その日の治療は、しみる痛みに効く薬を歯に塗っていただき終了した。

1か月後に歯のクリーニングに来るように言われ、予約を取って帰ってくる。

 治療の痛みレベル:10段階中0

子どもの頃、歯科治療は痛くて辛く、いつも大泣きしていた覚えがある。
耳元で鳴るあのドリルのサウンドは、いくつになっても恐怖を誘う。

でも通院し始めれば腹は決まるもの。
しかも今どきの歯科治療はあの頃よりも痛くないように感じる。

歯が痛みだしたらぐずぐずしないで治療に行くこと。
我が子にもそう教えなければと思った。




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